☑️失敗したらどんな末路をたどるの?
この記事を開いた方は、そんな疑問を抱えているのではないでしょうか。
今回はあなたのそんな疑問に答えながら、脱サラ起業で失敗してしまう原因や具体例、失敗しないようにするための方法もあわせて紹介していきます。
最後まで読んでいただければ、漠然とした不安もきっととりのぞかれて、やるべきことに集中できるようになりますよ!
脱サラ起業に失敗した人の末路
まず結論から。
脱サラ起業に失敗というと、社会復帰ができなくなり借金取りに追われるような生活をイメージするかもしれません。
しかし、よほど無理な借り入れをしない限りは、そのような事態はとてもまれなケースです。
個人で小さくビジネスをスタートした場合は、そもそも借り入れ自体も難しいので、多くの場合は以下のようなパターンをたどります。
脱サラ起業で得られたスキルを持って再チャレンジ
脱サラ起業とは、いわば未知へのチャレンジの連続です。
その高い経験値を持って、次なる起業をして、軌道に乗せる起業家は多くいます。
起業を初めてするとなると、
・サービス開発は?
・価格設定は?
・集客は?
・営業は?
・採用は?
・補助金、助成金は?
・顧客のクレームをどうやって処理する?
・資金計画は?
などなど、一会社員として働くだけでは得られないかなりの経験を積むことができます。
これは本や座学でインプットしただけの体験とは大きく質が異なるため、その情報をもとに再チャレンジし、起業家として生きていく道です。
社会復帰、他の会社へ転職
一度起業に失敗して、その後会社員にもどるパターンもあります。
先程の通り、起業によって得られた高い経験値は、会社員としてのビジネススキルを伸ばすためにも大いに役にたちます。
そのような経験を持った人を、スタッフとして迎え入れたいと考える会社も多くあり、転職していきます。
脱サラ起業の失敗の定義と原因
続いて、そもそも脱サラ起業の失敗とはどういう状態か?
というのと、それが起きる原因について解説します。
これには大きくわけて3つあります。
- 資金が足りなくなり倒産する
- メンバーが離散する
- 諦めて行動しなくなる
ひとつずつみていきます。
①資金が足りなくなり倒産する
いわゆる「倒産」と言われるものです。
ちなみに2023年(令和5年)は、全国の企業倒産数は8,881件とされています。(参考:帝国データバンク 倒産集計)
つまり、キャッシュが足りなくなり期限までに支払いができない状態になることです。
「黒字倒産」という言葉もある通り、企業はたとえビジネスが黒字であっても、資金が枯渇すると倒産してしまいます。
自分が行っている事業がこの状態になり、「債務不履行」(= 支払うべき金額を期日内に払えないこと)が起きることが倒産を意味します。
起業を経て会社経営を行い、このような状態になると、起業は失敗です。
これが起きる原因は様々です。
例えば、以下のようなものがあります。
- 売上見込を楽観してしまう
- 売上が安定していないうちに人を雇ってしまう
- 固定費が大きい投資(不動産)をしてしまう
- 初期投資をかけすぎてしまい回収できない
これらを避けるためには、しっかりとした資金計画が必要です。
②メンバーが離散する
起業をしてある程度の規模(5名以上)の組織になってくると、そのメンバーで同じ方向に向かってビジネスを進めていく必要があります。
しかし、赤の他人が集まって、エネルギーを同じ方向に集めるというのは大変むずかしい作業です。多くのベンチャー企業が、以下のような悩みを抱えます。
- 理念や経営哲学の理解のズレ
- 仕事の量や報酬に対する不公平感
- コミュニケーション不足による人間関係の悪化
このような課題を解決しきれない結果、組織から人が離れるといった話は良くあります。
最終的に、社長一人だけが残り、ビジネスが回らなくなり事業をたたむことにする、といったケースもあります。
③諦めて行動しなくなる
実は、1番多い例がこちらです。
例えば「英会話教育で起業をしよう!」と心に決めて動き出した場合、1番苦労するのは顧客を集めること、集客です。
どんなビジネスでも集客は苦労をするポイントです。多くの人がうまく行かず、起業のためのアクションを取らなくなっていきます。
行動をしていないので、当然起業は進まず、いつしか忘れてもとの生活に戻っていく、というのが良くある起業の失敗です。
この原因としては、
- エネルギー(モチベーション)不足
- やり方がわからなくて手が止まる
この2つが大きくあります。
起業やビジネスには絶対的な正解がないので、小さくテストをくりかえしながら、1番効果的な施策を打ち続ける必要があります。
それには非常にエネルギーが必要ですし、正解がないため手探りで前に進むような感覚です。
そのため、エネルギーが枯渇して、元の生活に戻ってしまう人が多くいます。
脱サラ起業で失敗しやすい例
ここからは、起業で失敗しやすい事例について説明します。
- 起業の目的が不明確
- 資金計画についての見通しが甘い
- 人に対する感謝がない
①起業の目的が不明確
なぜ起業をしたいのか?
この問いにはっきりと答えられないと、起業に対するモチベーションは簡単に失われていきます。
ここが不明確のままビジネスをしていると、いつしか手段の目的化(起業すること自体が目的)となってしまいます。
最初に「起業によってどのような状態を作り出したいのか?」をはっきりと言語化して、少なくとも月に1回以上は振り返りましょう。
②資金計画についての見通しが甘い
ビジネスをするにあたって、常についてまわるのがお金の見通しです。
- どれくらい売上が立つ見込みなのか
- どれくらいコストがかかる見込みなのか
このふたつの見通しが甘いと、起業はすぐにうまく回らなくなります。
売上については「そう簡単には上がらないもの」と想定し、獲得のための計画を厚く作成することが重要です。
また、コストについては「もっと掛かるかもしれない」とシビアに想定することがおすすめです。
③人に対する感謝がない
脱サラ起業において大切なのは、「相手に価値を提供する」というマインドセットをもつことです。
つまり、他者に対してポジティブな影響を与え続けることが必要となります。
多くの方とやり取りをする中で、感謝の気持ちを伝えるというのは、とても基本的な価値提供です。
これがないと、周囲からの応援をもらえず、起業が失敗に近づきます。
起業の失敗を回避するための4つのポイント
では、具体的にどのようなアクションを取ると、起業の失敗を防ぐことができるのでしょうか?
上記を踏まえて、4つのポイントをお伝えします。
【失敗を防ぐ4つのポイント】
- 毎日30分でもいいので起業のアクションを取る
- 小さく始めて出費は抑える
- 仲間を見つける
- メンターを見つける
ひとつずつ解説していきます。
①毎日30分でいいので起業のアクションを取る
人はだれでもいきなり大きな習慣を取り入れるのには苦労するものです。
1日、15分×2回だけでもよいので、起業のためのアクションを取りましょう。
継続をすることが唯一の成功の方法です。
自分のモチベーションの上げ方を正しく理解し、まずは小さくエネルギーを注ぎ続けることが大切です。
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②小さく初めて出費は抑える
いきなり大きく投資するのではなく、まずはできるところから始めましょう。
例えば英語を教えるのであれば、いきなり店舗を借りるための事業計画書を作るのではなく、まず身の回りの英語を必要としている人に、1時間500円で教えるところから開始しましょう。
これによりコストもリスクも抑えられて、小さくPDCAを回すことができます。
ブログを立ち上げたりSNSの運用であれば、ほぼ無料で実践することができます。
無料ブログのひとつ「はてなブログ」は、次の記事通りにやれば初心者でも簡単に立ち上げができますので、参考にしてみてください。
SNSの運用方法は以下の記事を参考にしてください。
③仲間を見つける
一人で作業をしていると、どうしてもエネルギーが落ちていくものです。
同じように起業を志す仲間を見つけて、一緒にモチベーションを高め合うことが有効です。
あなたの周りには、あなたの起業に協力してくれそうな人は何人いますか?
人を巻き込むことで、起業に対するエネルギーを維持しましょう。
④メンターを見つける
起業を進めていくと、必ず壁にぶち当たります。
迷ったときに相談できる相手がいるのは心強いものです。
脱サラ起業をすでに経験している先輩を見つけて、アドバイスを受けられる環境を整えましょう。
脱サラ起業で失敗した人の末路のまとめ
【起業で失敗した人の末路】
- 起業で得られたスキルを持って再チャレンジ
- 社会復帰、他の会社へ転職
【失敗回避のための4つのポイント】
- 毎日30分でいいので起業のアクションを取る
- 小さく初めて出費は抑える
- 仲間を見つける
- メンターを見つける
いかがでしたでしょうか。
起業の失敗を防ぐための環境を一人で作り上げるのは、難しいものです。
一人で苦労するよりも、すべての環境が整ったところに入ることで、起業に集中する環境を整えることが近道となります。
下記の記事も参考にしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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