神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)とは?|モノが売れるテンプレートを徹底解説

ヒーローズ・ジャーニーや神話の法則について聞いたことはあるけれど、どういう法則なのか知りたい

ビジネスに神話の法則をどのように活かしたら良いのか知りたい

こういった悩みをお持ちではありませんか?

今回は神話の法則のテンプレートやビジネスへの活かし方を解説していきます。

正直私は過去、ヒーローズ・ジャーニーという言葉すら知らず商品やサービスを販売してきました。

しかし、知人から「一度学ぶといいよ」とアドバイスをもらい、神話の法則を学びました。

そうして神話の法則を取り入れたストーリー性を、商品やサービスに持たせることによって、商品が継続して売れるようになっていきました。この経験をあなたにも体験していただきたいと思い、今回記事にしています。

神話の法則は、きっとあなたのビジネスの力になってくれる法則ですので、ぜひ最後までご覧いただき、活用してほしいと思います。

 

神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)とは?

神話の法則

ヒーローズ・ジャーニー(神話の法則)とは感動や共感を得ることができるストーリー作りの法則です。

「神話の法則」の著者であるクリストファー・ボグラーが提唱した法則で、この法則に沿ってストーリーを作成すれば人の心を動かすことができると言われています。

ストーリーによって心を動かされた人はあなたのことを応援してくれ、継続的なお客様になってくれます。

マトリックススター・ウォーズロード・オブ・ザ・リングなど、映画の世界にも大きな影響を及ぼした理論ですが、具体的にどのように作るのか?

テンプレートと事例を交えて解説します。

 

神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)12ステップのテンプレート

12のステップ

神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)の構成は12のステップで成り立っています。

  1. 日常・現実の世界
  2. 冒険への誘い
  3. 冒険への拒否
  4. 賢者との出会い
  5. 戸口の通過
  6. 試練・仲間・敵対者
  7. 最も危険な場所への接近
  8. 最大の試練
  9. 報酬
  10. 帰路
  11. 復活・再生
  12. 宝を持っての帰還

それぞれハリーポッターを例に詳しく解説します。

1.日常・現実の世界

主人公(見込み客)は日常的な生活場面にいることから始まります。

問題意識もなく、まだ何が自分の問題なのかすらわかっていない状況で、平凡な生活を送っています。

ハリー・ポッターは従姉妹の家で虐待され、非常に不遇な状況で育っていた。

彼は自分が特別な何かを持っているとは考えていなかった。

2.冒険への誘い

主人公に対して、冒険への誘いがやってきます。

ごく普通の暮らしから、突然やむを得ずに行動をしなくてはならないようなきっかけがやってきます。

このきっかけは主人公に起きたできごとや第三者による影響などがあります。

ハリーは11歳の誕生日を迎える前に、ホグワーツ魔法学校への入学の手紙を受け取る。

これが彼の冒険へのいざないであり、魔法の世界への招待状が彼の運命を変えるきっかけとなる。

3.冒険への拒否

主人公は今の状況が居心地が良く、冒険に出たいとは思いません。

もしくは未来に起こり得る自分への恐れを感じて拒否します。

しかし、時が経つにつれて冒険へと巻き込まれていきます。

初めは叔父たちによって入学を妨げられ、ハリーは自らが魔法使いであることを信じることをためらう。

彼はこの新たな世界への不安と戦う。

4.賢者との出会い

主人公が冒険へ出かけると、賢者との出会いがあります。

賢者とはメンターや師匠となるような存在です。

多くの場合は賢者は主人公に先に進むべき方向性を与えてくれ、必要なアドバイスや助言をします。

ハリーはホグワーツで教授のアルバス・ダンブルドアやハグリッドといった賢者と出会う。

特にダンブルドアはハリーに指導や忠告を与え、彼の成長を促す存在となる。

5.戸口の通過

主人公であるあなたは賢者の教えから、日常生活とは違う変化を受け入れて本格的に旅に出て目的を達成することを決意します。

もう後には戻れないと言う状況になったと言う状態です。

ハリーは9¾からホグワーツ行きの特別な列車に乗り込むことで、普通の世界を離れ、初めて魔法の世界に足を踏み入れる。

これが彼の冒険の始まりである。

6.試練・仲間・敵対者

主人公は旅をするにつれて、多くの試練に出会います。

そして、その試練を乗り越えるための仲間が増えたり、敵対する相手が現れたりします。

この経験を通して、自分の成長を感じ始めます。

ホグワーツではハリーはロン・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーといった仲間たちと出会い、共に試練に立ち向かう。

同時に、敵対者であるドラコ・マルフォイとの関係も芽生える。

7.最も危険な場所への接近

ある日、到底乗り越えることができない危険なシーンや場所に遭遇します。

しかし、その危険を乗り越えないことには先に進めないことを知ります。

強い敵との出会う前に危険な場所が現れます。

ハリーは秘密の部屋や禁じられた森など、ホグワーツ内で最も危険な場所に挑む。

これが彼の真の自己を発見し、成長するプロセスの一環である。

8.最大の試練

死の危険性を感じるような最大の試練と出会い、最も過酷な状況と向き合います。

旅の一番のクライマックスともいえるシーンです。

ここで主人公にとっての最大の敵と戦います。

ハリーはヴォルデモートとの究極の対決に臨む。

強大な敵に立ち向かい、友情と愛を武器にして戦う。

9.報酬

戦い終えた後は、主人公にとって最も欲しかったものが手に入ります。

今までの旅のリスクの対価として大きな報酬を受け取ります。

報酬は、物やお金(財宝)であったり、助けたい人だったりします。

ハリーは仲間と共にヴォルデモートを打倒する。

この勝利がハリーに報酬として、ホグワーツの平穏を取り戻した。

10.帰路

主人公は報酬を受け取ったら帰路につきます。

しかし、まだ逃げていたり、命の危険にさらされながら帰路につく場合もあり、次のシーンへの繋がりを作っていきます。

ハリーはマグルの世界に戻り、普通の生活に戻る。

しかし、彼は冒険を通じて得た力と経験を胸に持っている。

11.復活・再生

主人公が冒険を終え、生き延びたり、元の生活に戻れるような復活であったり、安定したシーンが描写されます。

一旦死んだかのように見えても復活してきます。

ハリーは最後の戦いで、自身の中の分霊箱を破壊するため、ヴォルデモートの元に一人で向かい、死んだと思われた。

ただ、ハリーは復活し、再度仲間と共にヴォルデモートに立ち向かう。

12.宝を持っての帰還

主人公が日常生活に戻ってきます。

今回の物語で学んだ教訓や報酬、取り戻した人質や命などとともにストーリーは描かれます。

ハリーは冒険から持ち帰った宝は魔法界の平和であり、友情や愛。

これらの宝をもって帰還し、彼の冒険は完結する。

以上が12の構成のステップとテンプレートです。

先ほどよりヒーローズジャーニー(神話の法則)のイメージがつき始めたのではないでしょうか?

 

12のステップを文章にする

文章

ここからは実際にストーリーを作る実践ついてお話しします。先ほどの構成の流れに沿って、あなたの状況を文章に追記してみてください。

【日常生活・現実】にいる主人公が、【冒険の誘い】を受ける。

しかし、主人公は未来における不安から【冒険への拒否】をする。

【賢者との出会いによって知恵を授かり、最初は乗り気でなかったが、【戸口の通過】を果たすも、多くの【試練・仲間・敵対者】に出会っていく。

【最も危険な場所】に辿り着いた主人公は、【最大の試練】に打ち勝つ。

そして、【報酬】を手に入れて、最後まで追いかけられながらも自分の世界への【帰路】につく。

主人公はこれまでの旅によって、【復活・再生】をし、新たな人生を送る自分に生まれ変わる。

そして、自分の人生に恩恵をもたらす【宝を持って帰還】する。

 

フィードバックを得る

フィードバック

ここまでの流れで、あなたならではのストーリーが完成したはずです。

次に大切なことが、正式な公開前に身近な第三者からフィードバックを得るということです。

完成直後のストーリーは、自分目線で作ってしまっていることが多いものです。

そこで一度冷静に、あなたがつくったストーリーを第三者にみてもらい、客観的な視点で率直な印象を聞いてみるといいでしょう。

その際のポイントとしては、以下の5つの点について意見を教えてもらえると、改善点が見つかりやすいです。

  1. そのストーリーを読んで共感することができたか?
  2. ストーリーの中でもっとも共感できた点があったとすれば、それは何か?
  3. そのストーリーを読んだ後、作者(作者の会社・商品)に対して、どのような印象をもったか?
  4. ストーリーを読んで、実際にどのような行動を取ろうと思ったか?
  5. 客観的な視点で改善点があったとすれば、それは何か?

公開する前には、このフィードバックのプロセスを通ることによって、全体のストーリーがより良いものに仕上がります。

ストーリーを作ったあとはすぐに公開したくなるものですが、まずはきちんと第三者のフィードバックを得たうえで、進めるようにしていきましょう。

 

神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)のビジネスへの活かし方

ビジネス

では、これからヒーローズ・ジャーニー(神話の法則)をどのようにビジネスに活かしていくのかを説明していきます。

実はヒーローズ・ジャーニーは次の5つに活かすことができます。

  1. あなたのプロフィール
  2. ステップメール(LINE)
  3. ホームページなどで紹介する商品やサービス
  4. プロモーションビデオやコンテンツビデオ
  5. コピーライティング

これら5つにストーリーを多用することによって、共感力が生まれお客様があなたのファンになっていきます。

特にプローフィール欄にストーリーを使った自己紹介を入れることをおすすめします。

最初にあなたのコンテンツ、例えばFacebookやYouTube、ブログなどを見た多くの人は、あなたのプロフィールを確認します。

そこに記載されている自己紹介がストーリー性を持っていると一度であなたの魅力に惹き込まれていきます。

それほどまでに、神話の法則を活用したストーリーは強力なのです。

参考記事:魅了するプロフィールの作り方|ストーリーフォーミュラを駆使して人を引きつける方法

 

神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)のまとめ

まとめ

神話の法則(ヒーローズジャーニー)について、12の構成のステップに沿って解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

  1. 日常・現実の世界
  2. 冒険への誘い
  3. 冒険への拒否
  4. 賢者との出会い
  5. 戸口の通過
  6. 試練・仲間・敵対者
  7. 最も危険な場所への接近
  8. 最大の試練
  9. 報酬
  10. 帰路
  11. 復活・再生
  12. 宝を持っての期間

各パートの詳細については本編で述べましたが、このフレームワークこそが、世界各国の神話からたどりついた、世代や人種に関わらず全人類に共通して共感されやすい物語構成です。

神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)のフレームークにしたがえば、あなたのストーリー、あなたの会社のストーリー、あなたの商品のストーリーを魅力的に作ることができるようになります。

こうして物語を作っていくことで、間違いなくお客様に共感されるストーリーを描くことができます。

共感されるトーリーを作ることによって、次の5つに活かすことができます。

  1. あなたのプロフィール
  2. ステップメール(LINE)
  3. ホームページなどで紹介する商品やサービス
  4. プロモーションビデオやコンテンツビデオ
  5. コピーライティング

これら5つにストーリーを活用することによって、共感力が生まれお客様があなたのファンになっていきます。

ストーリーを活用したビジネス戦略については、次の記事で解説していますのであわせてご覧ください。

あなたの商品やサービスを語る上で、ぜひこれらの構成を取り入れて多くのファンを手に入れてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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