こういった悩みをお持ちではありませんか?
これからコンテンツ販売に挑戦しようと思う人にとって、自分の商品を作成して販売するのはハードルが高く感じてしまうもの。
そこでこの記事では、今からコンテンツ販売を始めようと考えている人に向けて
・コンテンツの作り方の全体像
・売れる商品とはどんなものか?
これらの内容を解説します!
この記事を読むことで、売れるコンテンツの作り方がわかります。
コンテンツ販売で収入の柱を作れるよう、ぜひ本記事を参考にしてください。
1.コンテンツ販売とは?
日本大百科全書(ニッポニカ)「コンテンツ」の解説によると、映像や画像、テキストなど形は問わず、情報を提供することで利益を得るビジネスが、コンテンツ販売と総称されています。
わかりやすくいうと、あなたの持っている知識やノウハウ、体験など、あなたが人に提供できる価値ある情報すべてがコンテンツとなります。
これをテキストや動画、音声、セミナー、コンサルティングなどの形で販売するビジネスが、コンテンツ販売と呼ばれているのです。
2.【コンテンツ販売のメリット】副業におすすめの理由
コンテンツ販売は副業に向いているとよくいわれます。
ではなぜ副業としておすすめなのか、その理由は主に4つです。
【副業におすすめな4つの理由】
- 誰でも手軽に始められる
- 自分の好きな時間に取り組める
- 初期コストやリスクが少ない
- 手を動かさなくても売上が上がる
ひとつずつ詳しくみていきます。
1.誰でも手軽に始められる
コンテンツ販売は、誰でも始めやすいことが魅力です。
たとえば副業には物販という方法もありますが、物販だと商品の仕入や倉庫の確保、商品の梱包や配送など、さまざまな準備や準備にかかる時間が必要です。
一方、コンテンツ販売は商品を取り扱うわけではないため仕入が発生せず、梱包や配送、在庫管理といった一連の作業が不要です。
このように、コンテンツ販売は販売までのハードルが低く、コンテンツさえ用意できれば手軽に始められるため、副業に向いているといえるでしょう。
2.自分の好きな時間に取り組める
コンテンツ販売は基本的にオンライン上でやり取りが完結します。
物販のように発送作業がともなわないため、日中に慌てて梱包作業をして配送業者に商品を渡さなければいけないといったこともありません。
自分の好きな時間にコンテンツを作成して、好きな時間にデータコンテンツをアップロードして販売できるのがコンテンツ販売のメリットでしょう。
3.初期コストやリスクが少ない
上述しているように、コンテンツ販売は商品の仕入が発生しないため、コンテンツによっては初期費用ほぼ0でスタートできます。
また、物販のように商品を在庫として抱えておく必要がないため、在庫が余ってしまうといったリスクもありません。
そのため、できるだけリスクを避けて行いたい副業に向いています。
4.手を動かさなくても売上が上がる
物販では仕入れから配送作業まで常に手を動かしていないと売上になりません。
一方コンテンツ販売の場合、基本的にはデータをアップしてしまえば、あとは購入者が支払いをしてデータをダウンロードする仕組みのため、半自動的に収入が入ってきます。
コンテンツ販売は常に手を動かす必要が無いので、本業をかかえている人の副業にピッタリといえます。
3.コンテンツ販売のデメリット
副業にも最適なコンテンツ販売ですが、いいことばかりではなくデメリットもあります。
主なデメリットは以下のとおりです。
【コンテンツ販売のデメリット】
・コンテンツや販売の仕組みを構築するのに時間がかかる
・ニーズに合ったものでないとなかなか売れない
・模倣や無断利用のトラブルに遭うこともある
・購入後に価値がないと判断されクレームをうけることもある
データ販売のため、不正ダウンロードや切り取ったデータを自分のコンテンツとして販売されるような悪質な行為がないとは言い切れません。
とくにセミナーやコンサルティングは、販売するすべての内容を初めから公表できないので「思っていた内容と違う」といったトラブルにつながる可能性もあります。
デメリットを回避するためには、トラブル防止のための対策をしっかり立てておくことが大切です。
4.コンテンツを作るうえで大事なマインドセット
コンテンツ販売以前にビジネスは、相手がいてはじめて成り立つものです。
コンテンツをつくる上で大切なことが、「自分が売れそうだと思うコンテンツと、他人が買いたいと思うコンテンツは必ずしも同じではない」ということです。
世の中に流通している商品は「他人が買いたいモノ」を追求した結果生まれています。
この記事では特に、市場リサーチの部分を何回も繰り返し読みながら実践してください。
5.コンテンツのつくり方【全体像】
コンテンツを作る手順を解説しますが、まずは全体像をおさらいしておきましょう。
コンテンツをつくる手順としては以下の通りです。
【コンテンツの作成手順】
1.知識や経験の洗い出し
2.市場のリサーチ
3.商品テーマの決定
4.提供形態の決定
5.コンセプト設計
6.コンテンツを作る
それぞれのポイントを解説していきます。
1.コンテンツの材料(知識・経験)を洗い出す
まずはコンテンツの元になる知識や経験の洗い出しから始めます。
コンテンツにするものは、今までの人生で分岐点になった経験や、時間・お金をかけて学んできたもの、これから学んでいきたいものがおすすめです。
その理由は、顧客側の熱量・本気度が高くコンテンツ購入後の結果が出やすくなるからです。
【コンテンツになり得る知識・経験の例】
・受験勉強
・就職活動
・転職活動
・恋愛
・仕事に直結する勉強
・趣味
・海外経験
・国家資格
・ダイエット
…など
経験とそれによって得たものなどを紙に書き出して、情報を一度整理してみましょう。
2.コンテンツをつくるためのリサーチ
コンテンツを作るために市場のリサーチを行います。
リサーチをする理由は、主に以下の3つです。
1.市場が存在するのかを確認するため
2.市場に存在するライバルを知るため
3.市場に存在する見込み客を知るため
すでに顧客リストを持っている人は、アンケートなどで直接ニーズを確認する方法がおすすめです。
リサーチ方法は次の3つです。
1.キーワードボリュームリサーチ
2.SNSリサーチ
3.プラットフォームリサーチ
今回は事例として、「転職活動」のリサーチで解説を進めていきます。
リサーチをする場合は、前章であげた知識・経験の全てに対してリサーチをかけます。
大変かもしれませんが、この作業で後々つくるコンテンツが「売れるコンテンツ」か、「まったく売れないコンテンツ」になるかが決まると言っても過言ではありませんので、頑張りましょう。
リサーチの結果はマインドマップなどにまとめておくと、情報が整理できて便利です。
①キーワードボリュームリサーチ
キーワードのリサーチには、Ubersuggest(ウーバーサジェスト)を利用して、検索需要を調べていきます。
検索キーワードを入力すると、トレンドや検索ボリュームをみることができます。仮に「転職」で調べた場合、ボリュームという項目の数字が、「転職」で1ヶ月間で検索された回数を表示しています。
他のキーワードも見てみると、転職に関することで見込み客が知りたいと思っていること、どれくらいの需要があるのかを知ることができます。
テーマ1語で検索をして、何万・何十万という検索ボリュームがあったら、市場としては十分です。
この時点で検索ボリュームが500〜1000程度なら、需要が少ないのでリサーチをやめて別のテーマのリサーチをした方が賢明です。
また、「転職 ◯◯」などの2語以上の検索ワードも、ボリュームとあわせてメモしておきましょう。
検索ボリュームの少ない2語以上のキーワードは、「ニッチキーワード」といって、まだ解決されていなったり、解決したいけど欲しい情報が手に入っていない人が存在する可能性があるので、検索ボリュームの大きさにとらわれず調査しておきましょう。
※検索キーワードでの検索結果で、競合のサイトを確認できるので、競合リサーチにも使えます。(あくまでここでは市場の確認という位置付けです)
②SNSリサーチ
SNSのリサーチでは、市場の大きさではなくテーマに興味を示しているユーザーの情報や、同じテーマで発信をしている競合の情報を確認します。
検索キーワードはまず、キーワードボリュームリサーチで出てきたキーワードで調べましょう。
集めておく情報は以下の通りです。
・性別
・職業
・現在の状況
・現状の不満や生活状況など
・興味、関心事(趣味など)
・発信している情報
・メディアは何を利用しているか
(ブログ・YouTubeなど)
・マネタイズまでの導線
・どんな有料コンテンツを販売しているか
Twitterなどで検索をかけ、情報を探している見込みユーザーを探してみましょう。
キーワードを含んだツイートをしている人は、情報を求めている一般ユーザーである可能性が高いので、プロフィールや投稿を見にいって情報収集しましょう。
ついでに、そのツイートに反応しているアカウントのプロフィールや投稿も確認して、テーマに関連していればメモに残しておきましょう。
次に競合のアカウント情報です。
見分け方はブログのリンクを貼っていたり、お役立ち情報っぽい発信をしているアカウントです。
アカウントがどんなメディアを運用しているのかを確認したり、投稿ではどんな内容を発信しているのかなどを確認します。
メルマガや公式ラインがあれは、登録しておくのも有料コンテンツのセールスが流れてくるかもしれないのでおすすめです。
競合アカウントの発信に反応しているアカウントも見込みユーザーの可能性があるのでチェックしておきましょう。
③プラットフォームリサーチ
プラットフォームリサーチでは、ユーザー情報と競合情報の両方が取れる場合があります。どちらの観点でもリサーチを進めていきましょう。
【Yahoo知恵袋】
Yahoo知恵袋はユーザーが質問を投稿して、他のユーザーが回答をするシステムです。
ユーザーの悩み、不満、不安、解決したいことがわかります。
チェックするポイントは、
- 質問内容の概要
- ユーザーは何に悩み困っているのか
- 質問への回答
です。
基本的に質問をするユーザーは自分で調べた結果、求めていた回答が見つからずに質問をしています。
検索やユーザーの情報収集のルートでは解決できない悩みを、Yahoo知恵袋では抽出します。
回答もコンテンツのヒントになるので、メモをとっておきましょう。
【Amazon(書籍)】
Amazon内の書籍からユーザーのニーズやコンテンツ内容を調べることができます。
検索結果は「出版年月が新しい順」でなるべく新しい情報を調べ、書籍の内容や表紙や説明書きの内容や各章の見出しから読者ニーズを抽出します。
確認ポイントは次のとおりです。
・キャッチコピー
・口コミの内容
・想定できるユーザーニーズ
口コミには、ためになったこと、不平・不満が正直に書かれます。書籍のターゲットはピンポイントではなく広範囲です。
「広いターゲット設定で生まれた不満」をあなたのコンテンツで解決しましょう。
書籍は何冊か購入して、知識への投資をすることもしましょう。
【ココナラ】
ココナラはスキル販売のプラットフォームで、ユーザーが自分の得意分野を商品化して販売をしています。
ココナラでは、競合の商品情報や口コミから「ニーズ」を抽出していきます。
販売実績のある商品の内容や口コミなどを確認し、商品づくりのために活用しましょう。
また、販売実績の多い商品は「ニーズがあるもの」なので、あなたが販売しても売れる可能性が高いです。
・商品名
・商品内容
・口コミ
・提供方式
・価格
商品の価格帯も確認すると相場感がつかめるので、自分のコンテンツはどれくらいの価格帯に位置するのかの参考にもなります。
3.商品テーマの決定
リサーチ後に商品のテーマを決定します。
おそらく、一番最初にリサーチに取り掛かったテーマが、あなたが熱意を持って取り組めることだと思うので、最初にリサーチに取り組んだテーマにしましょう。
リサーチを終えると、マインドマップの情報量も多くなりますが、この情報量が商品作成や集客、販売にも活きてきます。
リサーチから得た情報は、項目ごとにまとめると情報が整理しやすくなります。
4.届けるコンテンツの形態を決定する
商品化するときに、どんな方法で顧客に提供するのかを決めます。
・テキストコンテンツ
・音声コンテンツ
・動画コンテンツ
・セミナーコンテンツ
・対話コンテンツ
など形態はさまざまです。
コンテンツの形態の判断基準は、
・顧客が便利だと感じる
・テーマとの相性
・競合が提供している形態
です。
特にひとつと決める必要はないので、複数の携帯のコンテンツで提供する方向性で考えてみましょう。
5.コンテンツのコンセプト設計
コンセプトは、
・どんな顧客を
・どんな方法で
・どんな未来につれていくのか
を一言、一文で商品を表現したものです。
コンセプトの設計の手順は以下のとおりです。
②なにを
③どのように
④なぜ自分が
⑤一言、一文でまとめる
①だれに
あなたの商品を欲している人。リサーチの結果浮かび上がった人間像(ペルソナ)を作り出します。
・名前
・年齢
・性別
・職業
・所得
・家族構成
・学歴
・住所
・趣味
・興味、関心
・生活リズム
・人生観
・悩み
・顕在ニーズ
・潜在ニーズ
・価値を感じてくれる付加価値
②何を
顧客に提供する商品・サービスです。
リサーチの結果、ターゲットがどんな情報を欲しているのかがわかります。
③どのように
顧客にどのように提供するかです。
前章で決めたコンテンツの形態ですね。
④なぜ自分が
なぜ自分がその情報を提供するのか、顧客が納得する理由をつける必要があります。
あなたから買う理由を言葉にしましょう。
最もシンプルなのは、「顧客の抱えている問題を昔の自分も抱えていたけど、今は克服し乗り越えた」という体験を伝えること。
自分が体験したんだから、教えるのも不自然ではないし、顧客にあなたのことを「自分の問題を解決している人」という一段上の人という印象を与えることもできます。
⑤一言、一文でまとめる
商品の機能や魅力、顧客の悩みを解決できることを一言、一文でわかりやすく表現しましょう。
企業の事例で言えば、ディズニーは「魔法の国・夢の国」です。
魔法・夢という言葉一つで楽しい時間や非日常をイメージさせることもできるし、現実の辛い時間を忘れたいという欲求を解消する言葉にもなっています。
6.コンテンツを作る
リサーチ、コンテンツ形態、コンセプトも決まったら、いよいよコンテンツをつくっていきましょう。
同時進行で集客も行っていき、見込み客を集めつつ、初回のセールスオファーでの売上を狙っていきましょう。
集めて見込み客に対してアンケートや質問・相談を受け付けるようにすると、商品の内容がより見込み客に刺さりやすくなります。
ある程度、形が出来上がったコンテンツを無料で配布し、感想や意見などをもらうことで品質の向上もしていきましょう。
6.コンテンツの作り方2つのコツ
ただ、コンテンツを作れば売れるわけではありません。
2つのコツを押さえた上でコンテンツを作ることで、売れるコンテンツに昇華させることができます。
これからコンテンツ作成におけるコツを解説します。
2.コンテンツのタイトルを意識する
1.Canvaを上手く活用する
Canvaは、オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。
61万点ものテンプレートと、1億点の素材(写真、動画、イラスト、音楽)があり、ドラッグ&ドロップの簡単操作で誰でも簡単にあらゆるデザインを作成できます。
パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットでも使えます。
このCanvaを活用することで、初心者でもクオリティの高いコンテンツを作成することが可能です。
使い方に関しては以下の動画を参考にしてみてください。
2.コンテンツのタイトルを意識する
コンテンツ作成においてタイトルは非常に重要です。
どれだけコンテンツの中身が良くてもタイトルが悪ければ、興味を持ってもらえないためです。
ただ、タイトルを意識するっていっても何をすればいいかわからない…という方もいるかと思います。
そんな方は以下の動画を参考に一度作ってみてください!
売れる商品の作り方のまとめ
今回はコンテンツ作成に特化した内容でお伝えしてきました。
①知識や経験の洗い出し
②市場のリサーチ
③提供形態の決定
④コンセプト設計
⑤コンテンツを作る
①キーワードボリュームリサーチ
②SNSリサーチ
③プラットフォームリサーチ
時間も労力も使って頑張って作成した商品が全然売れない、といった事態は誰もが避けたいと思います。
今回の内容をもとにリサーチしてコンテンツを作成し、あなたのビジネスに活用していってください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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